辞世の句其の二

 辞世の句其の二です( ´∀` )

大谷吉継(1559~1600)

契りあらば 六つの巷に 待てしばし 遅れ先立つ ことはありとも

主従関係(石田三成)死んでも続く。どちらが先に行くかわからないが、あの世で待とう。

関ケ原で非業の死を遂げた大谷吉継。三成への忠誠心を貫き通すところに男気を感じます。

 

武田信玄(1521~1573)

大ていは 地に任せて 肌骨好し 紅粉を塗らず 自ら風流

この世の出来事は流れに任せよ。自分飾らずありのままでいるのが良い。

落ち着きのあるどっしりとした辞世の句ですね。

 

伊達政宗(1567~1636)

曇りなき 心の月を さきたてて 浮世の闇を 照らしてぞ行く

迷いなく心に希望を持ち、暗闇の人生に光を照らしてきた一生だった。

独眼竜政宗。片方の目が闇、もう片方が光。常に光と闇の中で生きてきたのでしょうか。

 

柴田勝家(1522~1583)

夏の夜 夢路はかなき あとの名を 雲井にあげよ 山ほととぎす

この夏の夜に見た夢は、はかなくも崩れ去る。せめて名だけでも世に広めてくれよホトトギス

秀吉に敗れ北庄城で自害した勝家。織田家再構の夢は北庄城とともに崩れ去ってしまう。

 

お市の方(1547~1583)

さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の 別れを誘ふ ほととぎすかな

慌てなくても自然に眠るのに、夏の夜のホトトギスに別れを誘われてしまったわ。

お市の方自身二度目の落城。今度は勝家と共に死を決意したのですね。