辞世の句其の一

なんとなく思いついたので集めてみました。

 

細川ガラシャ(1563~1600)

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ

花は散るべき時に散ってこそ美しい私も人としてそうありたい。

潔いですね。

 

豊臣秀吉(1537~1598)

露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢

夢の中で夢を見ていたような、はかない人生だった。

農民から関白になるまでのしあがり、自分の生涯を振り返ったとき「あっという間のはかない人生だった」と思ったんでしょうね。

 

上杉謙信(1530~1578)

四十九年 一睡夢 一期栄花 一盃酒

四十九年の人生は、一睡の夢のようだった。その栄花も一杯の酒のようなものだった。

酒好きの上杉謙信らしい句ですね。

 

徳川家康(1543~1616)

嬉しやと 二度さめて一眠り うき世の夢は 暁の空

嬉しいかな、目が覚めたのもう一眠りしよう。この世で見る夢は暁のように美しい。

豊臣家を滅ぼしたので心穏やかな心境なのでしょうね。

 

石田三成(1560~1600)

筑摩江や芦間に灯すかがり火と ともに消えゆくわが身なりけり

筑摩江(故郷である近江)。あの芦の間に燃えているかがり火が燃え尽きるように、自分の命もなくなるのだな。

豊臣ののために戦った自分の命にたとえ、やり切った気持ちが 伝わってきます。